2025年7月22日火曜日

ホセア7章

 ホセア7章


ぶっちゃけ、自分が求めているものは何でしょう。正直、神様のことをどう思っているでしょう。たまに、心理学とかカウンセリングのプロがみごとに人の心を言い当てて「すごいな」って思います。ならば、神様はそれ以上です。「神の前で隠れおおせるものは何一つなく、神の目には、すべてが裸であり、さらけ出されています。」(ヘブル4.13)


神様が癒そうとするときには、まず、僕らの密かにやってること、思っていることをあらわにします。神様は言われます。「わたしがイスラエルを癒やすとき、エフライムの咎、サマリアの悪はあらわになる。」(1)彼らが考えているのはこの世のことだけです。まずは神様によるチェックです。隠れた悪が、心の中の陰謀がどんどん出てきます。神様は「今、彼らの悪行は彼らを取り囲んで、わたしの面前にある。」とおっしゃいます。(2)


イスラエル人たちの心の中は姦淫や破壊のための悪巧みで一杯です。神様の前ではさらけ出されています。電子レンジでパンを焼く時にはオーブンの「余熱開始」ボタンがあって、あらかじめ180度とか200度まで熱くなるまで待ちます。同じように、イスラエルは悪事を燃え上がらせる余熱準備のように、心の中で妄想し、イメージし、準備する人たちです。欲望の火をずっと中で燃やし、熱くし、チャンスが来たら一気に行動します。



(4-7節)

彼らはみな姦通する者。パンを焼くときの燃えるかまどのようだ。生地がこねられてから、ふくらむまでは、燃え立つことをやめている。(…中略…)

彼らは心をかまどのようにして、陰謀を企てる。夜通し、パンを焼く者は眠るが、朝になると、かまどは燃え立つ火のように燃えるのだ。

彼らはみな、かまどのように熱くなって、自分をさばく者たちを食い尽くす。自分の王たちもみな倒れる。彼らのうちだれ一人、わたしを呼び求める者はいない。



神様はそんな彼らを放っておかず、懲らしめます。癒しのためには罪が明らかにされ、痛みも通されます。イスラエルは苦しみましたがそれでも神様を求めようとしません。神様から力を奪われてるのに、気づかず、老いて弱ってきてるのに、気づかない人のようです。



(9-10)

他国人が彼の力を食い尽くしても、彼はそれに気づかない。白髪が生えても、彼はそれに気づかない。

イスラエルの高慢はその顔に表れている。彼らは、自分たちの神、主に立ち返らず、このすべてがあっても、主を尋ね求めない。



彼らは問題があるとすぐに強い国にエジプトやアッシリアに助けを求めます。神様には求めません。



(11-13節)

エフライムは愚かな鳩のようで、良識がない。エジプトを呼び求め、アッシリアに飛んで行く。

彼らが赴くとき、わたしは彼らの上に網を張り、空の鳥のように彼らを引き降ろす。彼らの群れの音を聞くとき、わたしは彼らを懲らしめる。

わざわいだ、彼らは。わたしから離れ去ったのだから。彼らは、踏みにじられるがよい。わたしに背いたのだから。



苦しむ時に「神様ー!」とは言っていたし、泣いたり叫んだりしていたようです。でも心から求めてないことは明らかです。



(13-14節)

彼らはわたしに向かってまやかしを言う。心からわたしに向かって叫ばずに、自分たちの床の上で泣きわめいている。穀物と新しいぶどう酒のためには群がって来る。しかし、わたしからは離れて行く。



信仰っぽく「神様助けて」とか「見てください」とは言ったようです。が、本音は関心があるのはこの世のことだけです。罪を認めて悔い改めることはなく、ただ「何でこんなことするの?!」と不満をぶちまけているだけです。泣いていても食べることや飲むことになると急に起き上がって行動します。そして神様のことになると「心からわたしに向かって叫ばずに、自分たちの床の上で泣きわめいている。」だけです。イスラエルは苦しみや懲らしめを「問題」とは思うけど「罪」とは思ってなかったようです。


「神の前で隠れおおせるものは何一つなく、神の目には、すべてが裸であり、さらけ出されています。」

神様は心を見ておられます。正直、神様のことをどう思っているでしょう。神様が癒そうとするときには、まず、僕らの密かに思っていることをあらわにします。


今日、正直に認めましょう。もう一度神様を誰より愛する者に変えていただきましょう。癒しのためには罪があらわにされます。「わたしがイスラエルを癒やすとき、エフライムの咎、サマリアの悪はあらわになる」(1)とある通りです。癒しのために苦しみも通ります。それは罪を認め、高ぶりを認め、神様以外を求めていたことを認めて神様に戻るための大事なステップです。神様は僕らを癒してくださいます。ハレルヤ!










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