詩篇33篇

 僕らの世界は「こうすれば上手くいく」「こうすれば失敗しない」というような教えが沢山あります。

ところが聖書は人間的な計画や力は崩れるし、人が助かるのは人間の力ではないく、神様の力による、と繰り返します。

10 主は国々のはかりごとを無効にし、国々の民の計画をむなしくされる。

11 主のはかりごとはとこしえに立ち、御心の計画は代々に至る。（…中略…）

16 王は軍勢の多いことによっては救われない。

勇者は力の強いことによっては救い出されない。

17 軍馬も勝利の頼みにはならない。

その大きな力も救いにならない。

人間は神様を忘れると自分の力、学歴、お金、取引でなんとか乗り切ろうとします。国が神様を忘れると軍事力や外交力で救われようとします。しかし、神様はそれらを「頼みにならない、救いにならない」と言い切ります。

聖書が教える幸福な人とは、神様の圧倒的な力を知り、神様の力を恐れ、神様の恵みを待ち望む人です。

18 見よ。主の目は主を恐れる者に注がれる。

その恵みを待ち望む者に。

19 彼らのたましいを死から救い出し、ききんのときにも彼らを生きながらえさせるために。

20 私たちのたましいは主を待ち望む。主は、われらの助け、われらの盾。

21 まことに私たちの心は主を喜ぶ。

私たちは、聖なる御名に信頼している。

22 主よ。あなたの恵みが私たちの上にありますように。

私たちがあなたを待ち望んだときに。

神様の力と恵みは僕らが想像するよりもずっとずっと大きく、恐るべきものです。世界は神様の意思と恵みで保たれています。

5　地は主の恵みに満ちている。

6 主のことばによって、天は造られた。

天の万象もすべて、御口のいぶきによって。

7 主は海の水をせきのように集め、深い水を倉に収められる。

8 全地よ。

主を恐れよ。

世界に住む者よ。

みな、主の前におののけ。

9 まことに、主が仰せられると、そのようになり、主が命じられると、それは堅く立つ。

周りの状況よりも、まずは神様がここにいる、ということを意識し、神様を恐れ、神様をまず第一に求める人も国も幸福です。そして神様は僕らの心がどこを向いているか見ておられます。神様に向いている人は幸いです。

12 幸いなことよ。

主をおのれの神とする、その国は。

神が、ご自身のものとしてお選びになった、その民は。

13 主は天から目を注ぎ、人の子らを残らずご覧になる。

14 御住まいの所から地に住むすべての者に目を注がれる。

15 主は、彼らの心をそれぞれみな造り、彼らのわざのすべてを読み取る方。

人間的な計画、計算をはるかに超えている神様がおられます。

この方を恐れ、この方を第一に求め、愛し、礼拝する人は幸いです。

あれこれと心配し、自分のやり方で悩むより、まず神様の方を向き、神様を認め、神様を賛美し、神様を喜び、神様に感謝しましょう。これこそが幸いな人、正しい人です。

1 正しい者たち。

主にあって、喜び歌え。

賛美は心の直ぐな人たちにふさわしい。

2 立琴をもって主に感謝せよ。

十弦の琴をもって、ほめ歌を歌え。

3 新しい歌を主に向かって歌え。

喜びの叫びとともに、巧みに弦をかき鳴らせ。

4 まことに、主のことばは正しく、そのわざはことごとく真実である。

僕らの心が神様に今日もまっすぐでありますように。