マルコ9.2-8

 マルコ9.2-8

神様は見えませんが、イエス様は「神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現われ」です。（ヘブル1.3）見えない神様が見える人となって、この地上で生活してはっきりと示してくださいました。人からは大工の子とか預言者の一人と思われていましたが、神様の完全な現れであり、愛するひとり子であり、神様のことばをそのまま語る唯一の方です。神様は雲の中から「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。」と言われます。（7）

見えない神様が人間に現れるときに、辺りは栄光の雲に包まれることがすごく多いです。モーセが神様とお会いしたのは栄光の雲の中だし（出エジプト16.10、19.9）神殿は栄光の雲で包まれました。（1列王8.10）そして、ヤコブとヨハネが「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。」という声を聞いた時も「雲がわき起こって彼らをおおい、雲の中から声がした。」とあります。（7）

旧約聖書の神様と新約聖書の神様って違うんじゃない？という疑問をもつ人も多いようです。ところが、イエス様は旧約聖書とは別ではありません。旧約聖書の神様と新約聖書の神様は同じ唯一の神様です。しかも、旧約聖書に示された律法と預言を完璧に実現するのがイエス様です。イエス様がモーセとエリヤと語り合っていることをヨハネとヤコブは目撃しました。モーセとは旧約聖書の律法を教えた人の代表です。そして、エリヤは旧約聖書の預言者の代表です。

（2-4）

2,それから六日目に、イエスはペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に登られた。すると、彼らの目の前でその御姿が変わった。

3,その衣は非常に白く輝き、この世の職人には、とてもなし得ないほどの白さであった。

4,また、エリヤがモーセとともに彼らの前に現れ、イエスと語り合っていた。

彼ら３人はイエス様が殺され、復活することで、律法と預言を完全に実現することを話し合っていました。（ルカ9.29、マルコ8.31、マルコ9.9）そして、旧約聖書と同じ神様（雲の中から啓示する神様）が「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。」と言われます。（7）イエス様は旧約聖書の律法や預言と別モノではなく、イエス様によって全てが実現します。

（マタイ5:17）

わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。

今日もイエス様の言うことを聞きましょう。イエス様のことばは旧約聖書の律法も預言も全て含めてひっくるめて完成されたことばです。

「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け。」信頼して間違うことはありません。イエス様のことばを聞きましょう。完璧なことばです。ハレルヤ！